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コンサル女子 Hiroko のシリコンバレー目うろこ記

生粋東京っ子が実体験から思考した、"シリコンバレーと東京の差/GAP"を紹介します

スタンフォードの起業家養成コース Ignite (2):Bahareh

国民の祝日3月20日春分の日、皆さんはどう過ごされましたか? 実はこの日は、イランの人々にとり新年をお祝いするとても大事な日でした。

 
私の参加するIgnite (スタンフォードの起業家養成コース Ignite 1) のクラスメイト、バハレはイラン出身で、彼女とfacebookで繋がった今年は、イランの新年祝賀に関する記事や写真をたくさん目にし、その意味を学びました。そこで今回は、彼女とイラン文化、そしてイランと米国、シリコンバレー(SV)の関係について紹介します!
 
 
イランの女性はとにかく綺麗!
ご存知ですか? イラン女性はギリシャ彫刻のようにハッキリした目鼻立ちでとても綺麗な人が多いです。バハレも例外ではなく、とても綺麗なイラン女性です。 

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そして何より、彼女はバックグラウンドもとても素敵なのです!

・現:スタンフォード大学 神経科 研究科学者
・カナダのブリティッシュコロンビア大学で PhD取得(造血幹細胞、神経炎症、神経変性)
・オーストラリアのシドニー大学で修士号取得(分子バイオテクノロジー)
・論文・受賞多数(詳細略)
 
文系な私には理解し難い分野の科学博士、バハレ。しかしIgniteでは 「ノイズキャンセリング技術を使ったイビキ解消耳栓の開発・販売ビジネス」を発案するなど、とてもチャーミング、そして学生の多いクラスの中でとても大人な雰囲気をまとう女性です。
 
 
ペルシャのお正月「ノールーズ(nowruz)」
イランでは、天文学上の正確な春の始まりの日がお正月とされるので、日本の「春分の日」と毎年必ず同じ日になるそうです。なおペルシャ語で "now" は「新しい」"ruz" は「日」を意味します。
 
この日は、新しい/華やかな服をまとい、家族や友人の家を訪問して新年の挨拶をし、子供には「エイディー」という名のお年玉をあげるなど、お祝いの仕方も日本の元旦ととてもよく似ています。また、家族のために服や靴を揃えたり、お客様のために料理やお菓子を作ったり、数日前から準備をする人がいる点もとても似ています。

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家族とノールーズを祝うバハレ(左) ※写真掲載の許諾を頂いてます!
 
テーブル上にあるのは「ハフトスィン (Haft Sin) という飾り物で頭文字がSで始まる物を7つ飾るのが習慣ですイランの方にとり7は神聖な数字で、すべて植物でなければなりません
 1. Sieb りんご;  美しさ
 2. Sabze 緑色の草;  再生
 3. Samanoo モルト、小麦から作られたお菓子;  豊かさ
 4. Senjed グミ;  愛
 5. Seer にんにく;  清潔さ、健康
 6. Serke 酢;  喜び
 7. Sonbol ヒヤシンス; 春
 
この他、家庭によって、コーラン、鏡、コイン、金魚ばち、ロウソクなども飾ります。
 
お祝いの食事は、ハーブ・ラディッシュ・ナッツ・チーズのサラダ、魚料理、焼きハーブ飯(ライス) が定番だそうで、これも、定番が決まっているおせち料理と似ているなぁと思いました。
参考; ペルシャ新年の魅惑のイラン料理 (https://nyti.ms/2nkyKQQ)
 
 
イランとアメリカ
オバマ前大統領は2009年の就任以来、毎年、このノールーズを祝う人々に向け、ペルシャ語の翻訳付きビデオ・メッセージを発信し続けました。ブッシュ前米大統領政権下のアメリカがイランを悪の枢軸と位置づけたのに対し、敵対的な態度を反省して協調や対話を重視するその行為は、政治的意味合いを指摘され、偽善的とさえ言われました。

youtu.be 2016年 オバマ前大統領の祝賀メッセージ

でも、最後のメッセージとなったこのビデオを見ると、個人的には、彼の個人補佐官何人かがイラン系アメリカ人だったから、という理由、つまり身近な人への想いが動機として大きかった、と思わざるをえません。
 
 
イランとシリコンバレー(SV)
イランとSVは、実はとても近い存在です。1979年のイラン革命前に、イランからアメリカへの移住が静かに続きましたが、数学教育に秀でたイランで教育を受けた人々は、テクノロジー(主にコンピューター・サイエンス)スキルを梃にアメリカ社会へ浸透したため、多くの人がシリコンバレーを拠点として活躍しています。
 
・数学界のノーベル賞、フィールズ賞の初女性受賞者で現スタンフォード教授; マリアム・ミルザハニ
マリアム・ミルザハニ - Wikipedia
 
 ・イーベイ創業者; ピエール・オミダイア
ピエール・オミダイア - Wikipedia
 
・現ツイッター会長; オーミッド・ コーデスターニ
Omid Kordestani - Wikipedia
 
 
優秀な人材の獲得にしのぎを削るテクノロジー企業の本拠地、SVでは、イラン人含む人材ダイバーシティの推進が死活問題です。トランプ大統領が、イラン含む数カ国からの入国制限を唱えた際、Googleの共同創業者でモスクワ生まれのセルゲイ・ブリンが即座に反意を示したのは有名です。またFacebookの新しい取り組み #LiveTogether なども本当に素晴らしいなぁと感心します。

wapo.st

 

Ignite のクラスメイトとの関係を機に、これまで縁遠かった国の文化に触れ、そして米国やSVにおけるダイバーシティ問題を考えるに至りました。思うのは、インターネットが普及したお陰で、"何でも自分の部屋から知る/ 知った気になれる" 環境が整った一方、現実は、やっぱり身近な人との縁から深く知る・実際に経験する効果が測り知れないほど大きい、ということ。改めて、日本に40数年住み続けてしまった自戒を込めて、日本の若者にはもっと海外へ出て欲しいと切に思うのでした。

Google

Google Cloud Next '17 (Google Cloud Next ’17 | March 8-10 San Francisco)という 一大イベントが開催された先週は、皆さんもGoogle関連のニュースを毎日たくさん目にしたことと思います

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※Mountain ViewのGoogle本社
 
Google親のAlphabetが主催した同3日間のイベントは、参加費10万円超、宿泊費も高騰中のサンフランシスコ市内で開催されたにも関わらず、エリック・シュミット会長を筆頭とするトップマネジメントが参加し、新しい発表が100件もリリースされるなどで(100 announcements (!) from Google Cloud Next '17)、チケットは売切れ、当日も大変盛り上がりました!
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※会場前の人混み
 
同イベントの内容は全セッション、You Tubeで観ることができます
従って、コンテンツ目的なら参加する必要はありません。それでも東京からわざわざ参加する人もいるのは、その熱気に触れるのはもちろん、そこに集まるエンジニア同士のネットワーキングがとても重要だからです。その辺は SV的出会い方(1) - コンサル女子 Hiroko のシリコンバレー目うろこ記 で紹介しました。
 
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※数ヶ月前にGoogleへ参画したばかりのAI 大家 Fei fei 教授のプレゼン
 
 
Googleのお膝元、ここシリコンバレー(SV)では、Google 現役社員の方に会ったり、会社にお邪魔する機会がとても多いです。なお、私の参加しているスタンフォード Ignite プログラムスタンフォードの起業家養成コース "Ignite" (1) でも、有職の同期36人中、5名が現役Googler(Google X含む)です。5名は全員男子ですが、出身国はトルコ、インド、コロンビア、メキシコ、中国と、とてもインターナショナルです!  ということで、今回は個人的なGoogle経験@SVを紹介します。
 
 
EXPECTANT MOTHER PARKING
とにかく日本の皆さんにお伝えしたかった、Google本社で何より超目うろこだった点は、プレママ (妊娠中の女性) 用の駐車場が本社ビル入口の最も近くに数台分確保されていること! これはもう、本当に説明不要ですね! 東京でこんな標識見たことありません! 米国で良く見かける障害者用駐車場より近いのです!

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Eco Friendly

プレママ用の駐車場よりも少し離れた場所にある役員駐車場 (←これ超重要。日本では絶対にありえない!) は、基本的に電気チャージャー付き。つまり、エコ(テスラ含め、電気自動車)が基本です。

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Casual
ご存知の通り、日本のgoogleは@六本木ヒルズなので、時々お邪魔する際は相当気分upです。でも、Mountain Viewの本社を始め、ここSVのキャンパス(彼らはオフィスをそう呼びます)は、どこも割と質素(?)です。加えて、たとえ Director等の偉いポジションであろうと、服装は基本、 Tシャツ・デニム・スニーカー。女性も同じです。パッと見、本当にスタンフォードの大学生と同じです。「今日はGoogleでミーティングだ!」なんて気負ってスーツを着てしまったら超目立ってしまう(良い意味ではなくw)ので気を付けましょう!
 
 
プレママ最優遇・エコ・カジュアル .... 一見、共通項がないように見えますが、強引に言うと「実質重視」。要は、優秀な人材が気持ち良く働ける場所を追求した結果こうなった、ということだと思います。これこそ、真の "多様性/ ダイバーシティ" 実践の前提条件だと思いますが、いかがでしょうか。
 
"多様性/ ダイバーシティ"は、総論OKだけど、各論・実践論では様々な問題を抱える深いテーマです。ここSVでも、ご承知の通りUberが同トピックで死活問題を抱えるなど、各社それぞれ試行錯誤しています。これほど、"多様性/ ダイバーシティ"は 企業、それも特に先端を行く企業にとり最重要課題になっています。その点、Googleのダイバーシティに対する取り組みは非常に厚みがあり (Diversity - Google) 、世界中で女子高生の教育に投資する (http://www.google.co.jp/events/mindthegap/) など、本当に本質を突いていて安定しているなぁ、と思わざるをえません。

スタンフォードの起業家養成コース Ignite (1):参加者の横顔

私は今スタンフォード経営大学院が運営する起業家養成プログラム "Ignite (https://www.gsb.stanford.edu/programs/stanford-ignite)"に通っています
 
米国では今、大学が起業家育成にもの凄く力を入れており、類似プログラムが沢山あります(http://forbesjapan.com/articles/detail/14800)。
 
日本でも、産学連携に力を入れている東京大学が2005年に「アントレプレナー道場」を開設していますが、在学生限定、数回の講義方式、基本無料、途中リタイア可能などで、卒業生は過去10年累計で約2000名。 
 
一方、スタンフォードのIgniteは、2006年に生徒35名で始まったものの、今ではシリコンバレー(SV)キャンパス以外にも、バンガロール(インド)、北京(中国)、サンティアゴ(チリ)、サンパウロ(ブラジル)、ロンドン(UK)など、複数キャンパスで同プログラムを展開、年間で約2000人の卒業生を排出、卒業生が起業しGoogleらに売却した事業も既に二桁件数ある規模に成長しています。
 
とはいえ、未だ設立後10年のプログラム。MBAなどに比べ認知は圧倒的に低く、ここSVでも「それは何?」とよく聞かれます。そこで経験ベースで特徴を紹介していきたいと思います
 
初回の今回は、同期の横顔、要は「どんな人が参加してるの?」です!
 
 
国際色豊かで黒髪率が高い!
特徴を1つに絞るなら、とにかくこれ。想像以上です。
 
・同期 71名
同期が数百人いるMBAコースに比べ、顔が見える大きさです
 
・出身国 18カ国
個人的に初めて親しく話すのは、サウジアラビア、イスラエル、ポーランド、ジンバブエ、ネパール、トルコなど
 
・インド人と中国人で約半分の34人;比率は約半々 ※見た目ベース
上記に他アジア(日本、台湾、タイ)とラテン(メキシコ、コロンビア)合わせ40名(56%)
 
 
とにかく、黒髪率(ブルネットでもなくて真っ黒!)がとっーても高いです(笑)。
 
それに気づいたのは、先日スタンフォードのロースクール(法律大学院)の講演に参加し、会場がとても明るくて(金髪〜金白髪が半数)多いに場違い感を覚えた時でした。改めて Igniteの教室で金髪を数えたら5人、なんと1割未満!
 
それでも同僚は「(国際色は)足りないよ!」と首を横に振ります。チリチリボリューミー系黒髪のブラックが居ないし、ラテンも少ないと。
その意味を私が理解できたのは、先日参加したスタートアップのイベント(https://www.startupgrind.com)会場で物凄い数(1割以上?目立ちますw)のブラックな方々が熱心に参加しているのを見た時でした。
 
生粋東京っ子的には、これほど多国籍な非日本人に囲まれ深く議論できる経験は日本国内ではほとんどないので、それだけでギャップ感・興奮度満載なのですが、改めて、起業の夢を抱きSVに集まる人々が "多様性" をどう意識しているかを思い知りました。
 
 
高学歴率と科学度が高い!
私のクラスはパートタイム(平日夜と土曜終日)で、参加者はスタンフォードの大学院生とフルタイムワーカーが半々です。
 
・スタンフォード大学院生 35名
うち30名が、エンジニアリング大学院とメディスン(医療)大学院です
 
他の主要スタンフォード大学院の1つ、ロースクールの学生が1人もいないのは興味深いです。なおビジネススクール(MBAコース)受講者はIgnite受講資格がありません。
 
・修士・PhD・MD学位保有者 53名(75%)
同学位"取得中"を除いてこの数字、加えて、うち31人はスタンフォードでの学位という事実を踏まえると、SVでも屈指の高学歴者集団なのが分かります
 
・フルタイムワーカー 36名
さすがSV、Googleの社員が5名。その他 Apple、Facebook、Linkedin、Paypale、Intel、Salesforce 合わせ、計11名。
 
残り25名のうち、既に起業ずみのファウンダーも数人。彼らは自分の事業を大きくするため参加しているので、真剣度合いがもの凄く、質問のリアリティが桁違いです。
 
生粋東京っ子的には、やはり、これだけ高学歴・科学度の高い人々が「起業」を真剣に考えていて、学業や仕事が忙しい中、それらに「加えて」、時間的金銭的コストをかけても同プログラムに参加する姿勢に、SVらしさというか、もう単純に恐れと尊敬の念を抱いています。
 
 
愛するチームメンバー
Igniteプログラムの半分(実質メイン)は、ベンチャー起業案を軸としたチームワークです。1チーム6人・全12チームが、各々1つの事業案を軸に擬似起業プロセスをプロジェクトX的に推進します。なお12の起業案は、生徒による発案応募・投票で決まります。
 
私は、Amazonのレンタル版Appサービスを展開する事業案を検討する「Zent.com (https://www.zent.com/)」チームに参加しています。私以外のメンバー5名は皆若い男子、それも高学歴・科学系のナイスガイで(喜)、かなり楽しくチームワークしています。同期の具体例として、彼らの横顔を紹介します!
 
ニック
・現:スタンフォード大学のPost Doctorバイオベンチャー企業のファウンダー
・Doctor of Philosophy (PhD) 保有
・サンクトベテルブルク大学(ロシア)卒業
・英語、ロシア語、ドイツ語(&片言の日本語!)
 
ノア
・現:スタンフォード・エンジニアリング大学院(MSc)の学生
・サウジアラビア人
・ペンシルベニア州立大学(米国)卒業
 
本国服(日本の着物?)のノア ※写真掲載の許諾を頂いてます!

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タイソン
・現:バイオ系テクノロジー企業のマニュファクチュアラー
・台湾人
・バンコクのインターナショナルスクール/高校、ケンブリッジ大学(英国)卒業
・英語、タイ語、中国語
 
ジョン
・現:Googleのソフトウェア・エンジニア
・中国人
・コンピューターサイエンス(MS)保有
・北京林業大学(中国)、コロンビア大学院(米国)卒業

アリ
・現:Zent.com社ほか複数社のファウンダー
・イスラエル人
・2009年以降 米国CAベース、複数スタートアップを創業
・IDCヘルズリヤ大学(イスラエル)卒業
 
 
濃淡あれ、全員テクノロジー系。結果、会話・連絡手段はメールでなくSlack、ミーティングもF2Fに加え週1度はSkype、ミーティング中の作業はホワイトボードよりGoogle doc(リアルタイムで複数人が同時にonlineドキュメント編集できる)です。
 
コンサル業長い私は、効率系ツールは使い慣れてたつもりですが、チームの中では最も弱く(汗)、最近はそれがバレて「ヒロコ、(作業中の)ピッチドック見れてる?」とか確認され、もとい、してもらってます(苦笑)。
 
彼らはまた、ユーザーやベンダーへのインタビュー、競合分析、市場規模の推計、事業案のファイナンス(コスト、フリーキャッシュフロー、ユニット・エコノミクス)推計など、経営コンサルタントでも新人なら苦戦するレベルを指導不要でスラスラこなし、結果、週1で出るチームアサインメント(チームで成果物提出が義務な課題)を短時間でサクサクこなしていきます。
 
 
生粋東京っ子としては、SVの起業家全員が彼らのようではないと思う一方、逆に、彼らのように非常に優秀な若者が真剣に起業を目指して向かう地がSVなんだなー、と感嘆するばかりです。

SVの超ヤバイ肯定文化(2):自己肯定感

ハワイのビーチで、20代ブロンド綺麗系、だけど凄〜くふくよかな女性、がビキニ姿で超楽しそうにしている姿を見たことある人、いらっしゃいますよね? 私、初めて目撃して以来、あまりに堂々と幸せそうな彼女達の姿に圧倒され、足が太いとか気にしている自分が超〜〜〜バカらしくなりました(苦笑)。
 
もう一つ。
 
スタンフォード大学院への応募に必要なエッセイや面接を助けてくれた先生に私、思い切り叱られました。
 
Hiroko! If you live in the States, you have to shift your attitude!!!
 
要は「私なんて...」とへりくだり過ぎ(そんな気はないのですが・・むしろそれが問題?!)、それは米国では全く理解されない。もっと「私は自分の人生が大好き、私はこんなことができる無二の人よ!こんなことをしたくてワクワクしてるわ!!」というのを全身で表現せよ、と言うのです。
 
ということで今回のテーマは「自己肯定感」です。
 
 
衝撃な女子的服装
ハワイはリゾートだし... と思いきや!シリコンバレー(SV)も同じでしたー。
 
先日、劇場パフォーマンス "キャバレー"の客席で目にした女子に衝撃を受けました!!  なんとマツコ・デラクックス級の20代女子が、バックオープンの超セクシー系ドレスで現れ... それも、モジモジする様子は1ミリもなく、むしろドヤ的に!!  

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席的に、その素敵にふくよかなヌードの背中を思い切り目にする私の方が、目クラクラ(0.0)・・・!!
 
彼女に限らず、SVでは、東京では絶対に目にしないふくよか体型女子が、ピッチリ系スパッツを普通に着て歩いているのです。恥じらい感、全くなく!!  <---ここ大切w
 
衝撃な告別式
先日、ある方の告別式に参列しました。超大手企業の偉い方で、通夜は数え切れない人でしたが、告別式はごく親い方限定でした。が、その場所はなんと、高級車のレンタルガラージュ(故人が高級クラッシックカーのファンだったため)。涙が苦手な故人を敬し、女性は正装ドレス、男性は上着正装・ボトムカジュアルという(やや難しい)ドレスコードのパーティで、なんと奥様は真っ赤なドレス、大学生のお嬢様方もオレンジ・ピンクのドレス、実のお母様まで白いドレスをまとい、参列者と笑顔でお話しされていました!

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SV的自己肯定感
「私はこうしたいので、こうします(それが、何か?)」、「私は私の存在・生き方に満足しています」、「私は生きる価値があり、誰かに必要とされています」と、心から思う感覚、自分の良いところ・悪いところすべてを肯定する前向きな感情を「自己肯定感」と言うなら、SVっ子のそれは明らかに東京っ子のそれよりも平均大きく上回っていると思うのです。
 
なぜだろう?
 
真の自己肯定感は究極、「他人が定義した正解・理想像との比較に基づく否定感・不足感が無い」ことから生まれる、と思います。つまり、正解や理想像と比較して自分はOK、なのではなく、そもそも比較なんか全くしなくて、自分で勝手に「私っていけてる!」と言い切る感覚です。
 
なぜだろう?
 
1つは、SVの地の利、即ち、米国の中でも特に移民にオープンな地であること、が大きいと思います。
天気の良い週末にスタンフォード・デッシュを散歩すると、それはもう本当に、聞いたことも無い言語含め10数種類のいろいろな言葉を話す人たちとすれ違います。彼らは皆、母国の文化を尊重・維持して生活しています。つまりSVでは「違う」ことが普通で、唯一の「標準 / 正解・理想」がないのです。
 
もう1つは、SVの人々が努力して維持している価値観が大きいと思います。
私の尊敬する3児のワーキングママNは、長男(3歳)を長女(5歳)と敢えて違う学校に通わせています。SVでは子供の送り迎えを親が車でするわけで、働きながら子供を違う学校に通わせるのは、相当の労力を伴うのですが、その理由が「同じ学校に通わせると、長女が長男をコントロールしようとする(長女から「こうしなきゃだめよ!」と否定される経験を長男にもたせたくない)から」。
 
共通するのは「多様性」、つまり「皆一人ひとり違う、多様な事は良いことだ」という価値観なのでは、と思います。
 
 
翻って日本
多様性より均質性を重視してきた日本。自戒を込めて書くと、無意識に正解や理想像と比較することが身に染み付いています。そして、それが「自己肯定感」を持ちにくくしている最たる理由だと思っています。
 
かく言う私は、10数年前からTVや日系女性誌は一切目にせず、リア充自慢系のfacebook投稿は非表示にするので、芸能系はおろか、「カリスマXX」とか「読者モデルXXさん」らの華麗な日々を全く知らないのですが(笑)、それでも幼少から刷り込まれた「あらねば」には無意識に囚われていて、「私って全然ダメ」感満載な毎日を送っています。
 
先日SVの友人に、「日本人ってさ、自信を持つには他人の認証が必要だと考えてるよね。けど自信を持つのにそんなもの全く要らないのさ、自分は凄い!って自分で信じればいいんだよ」 と言われ、目うろこでした。
 
 
多様性 vs 均質性
SVの多様性カルチャーを実経験して発見したのは、"多様"が前提の場合、相手との「共通項」に対し敏感になり、共通項を見つけて一体感を得るか、あるいは相手の絶対的ユニークさを称賛して学びを得るか、そのどちらも嬉しい気分になりがちなことです。一方、"均質"が前提の場合、相手と自分または標準/理想との「違い」に対して敏感になり、超ささいな差含め、劣等感・優越感に一喜一憂し、時に不快感を覚えたり、上から目線の批判をしたり・されたりしてしまう、結果、不要なストレスを抱えがちでは?と思います。
 
 
多様性、均質性、それぞれ良い面・悪い面あり、どちらが正解・不正解とジャッジする意図は全くないのですが、少なくともSVは多様性カルチャーがより強く、結果として自己肯定感を人々が持ちやすい場が育まれているよなぁ、と思います。
 
人生後半戦の私は、「他人が定義した正解・理想像との比較に基づく否定感・不足感」って、貴重な残り人生の無駄遣いだよーって思いますし、母・娘・妻・上司など数役を超人的にこなすワーキングママな愛する日本の友人たちには、不必要な不足感・劣等感に心病まれないでほしいなぁ、と思うのでした。

SVのオープンな文化が生んだ弓道場

今回は、シリコンバレー(SV)に10年超住む人の中で初めて私の友人と呼べる仲になってれた、弓道師範のマリアさんを紹介します。

 
彼女に初めて会ったのは2015年の夏。仕事で訪れたSVでの夕食会で、偶然隣に座りました。話し始め直ぐ、頭脳明晰で話題豊富な女性だと感嘆したのですが(スタンフォードで博士を取られた化学者と後に判明)、なんと弓道を20年以上続け師範の腕前だとの事。これは盛り上がらないわけありません!
 
「近々、明治神宮弓道場のプログラムに参加するわ」と聞き、近くに住む私は「ぜひウチに泊まって!」と申しで、その数ヶ月後、彼女は私の家に一週間滞在した初ゲストになってくれたのでした(笑)。
 
その後、彼女とはFBを通じ近況知り合う仲となり、今年11月に一年ぶりの再会を果たしました。実はその間、彼女は凄く大きなことを成し遂げたのです!
 
 
レッドウッド弓道場
彼女、SVに素晴らしい弓道場を作ったのです!それも自宅の1階に!

竣工までの進捗をFBで見守れたその弓道場に、いよいよ訪問できる機会を得、本当にドキドキする気持ちで再会しました。

彼女の弓道場で稽古中のマリアさんとティムさん ※写真掲載の許諾を頂きました!

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レッドウッドに佇む美しくて厳かな弓道場

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実は私、中学時代に剣道を少々学んだことがあり、道場の厳かな空気が大好きです。そんな私でもビリビリくるほど本物の「道」の空気が溢れるこのレッドウッド弓道場は、とても素晴らしい場所でした!
 
弓道は全く初心者な私。弓や矢などの基本から、”道/精神”の深いところまで、マリアさん(米国人)が丁寧に話してくれましたが、ここまで弓道に精通される米国人がいらっしゃることに、正直凄く感動しました!
 
彼女の弓道パートナー、ティムさんは、小笠原流流鏑馬を日光東照宮で披露するほどの腕前です。
※赤帽で馬に跨る中央の男性がティムさん。写真掲載の許諾を頂きました!

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 ※下記は小笠原流流鏑馬(イメージ)

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SV的弓道場
彼女の弓道場を訪問し、直感的に”SV的だなぁ”と思ったので、その要因を私なりに因数分解してみました。
 
La Hondaという神聖な山丘地域/ 自宅が職場から車1時間以内にある地理的要因
2)柔軟な労働環境 / 出社が必須でなく必要なら家から会議参加等が可能(職場要因)
3)人生の優先順位を、個人の価値軸 / 弓道を中心に設定できる(文化/価値感要因)
 
そんな仮説を彼女にぶつけた所、全く想定外の、より深い回答を頂きました(苦笑)!

一言で言うと、
 
Openness
 
前例がないことに対するオープンな姿勢だというのです。曰く、
 
"An advantage of Silicon Valley, perhaps, is its openness to innovation and new ways of thinking. The Redwood Kyudojo came to be by never letting the vision die, by keeping a strong spirit, and by being resilient enough to bounce back after setbacks."
 
弓道といえば、歴史の重さと共に、利害関係が複雑なことは日本人なら容易に想像できます。日本でも大変なのに、米国に新たな道場を開設するとなれば、相当面倒だっただろうと、マリアさんの文章から想起されます。実際、開設までに実に五年を要したそうです。
 
それでも、SVのオープンな姿勢があったことで、マリアさんの想いに対する周囲の多くの賛同・協力が集まり、5年をかけて"never letting the vision die" の結果、素晴らしい道場の開場に繋がったというのです。
 
ここに、シリコンバレーと東京の差が詰まっているなぁ!思いました。要は、伝統を優先し新しいことに保守的な人々の抵抗力の結集と、前例ないことが何か?と抵抗に屈しない人々の逆境力・回復力の結集。

SVのオープンさを重視する文化のお陰で、日本が誇る弓道文化の「場」がSVに生まれ、本当によかった!!と思うのでした。