SV的ワインの楽しみ方(1)
"世界一のシャルドネ"で日本人にも馴染みあるTALBOTT/タルボット・ヴィンヤーズもここCarmelにあります。
宿泊したホテルから徒歩5分のCarmel beach。砂が真っ白!
テスラ/自動走行車 in SV
SV流「失敗」の定義
Fail2Succeed
恐ろしく身近な自然(1)
自然の物理的近さが違う!
" I am a native Californian whose favorite thing in life is nature. If anyone is interested in going hiking, backpacking, or rock climbing, I'M IN!"
これは私のスタンフォード大学院同級生女子の自己紹介文です。
Nature...
生粋カリフォルニアっ子の言う「Nature/ 自然」の本当の意味は住まないと理解できません。とにかく、物理的に近い!
生粋東京っ子にとり、車の渋滞か新幹線・飛行機の人混みを1時間以上経て初めて辿り着ける本格的な山や海が、スタンフォード大学のあるパロアルトから車で20〜30分以内にあります。市営施設も多く、子供からお年寄りまで、週次・日次に楽しめます。
混み具合が違う!
代々木公園が大好きな私が「緑の綺麗な公園を散歩したい」と地元の友人に言ったところ連れて行ってくれたのがここ。パロアルトから車で20分の市営公園。
Wunderlich County Park
http://parks.smcgov.org/wunderlich-park
公園というより「山」です(笑)。
幅1mない道をひたすら歩きます。最短コースで2時間近く歩きました。途中すれ違ったのは、1人ランナー、老夫婦カップル、大学生数人グループ、小学生10数人を引率する先生など様々でしたが、10分に1度程度でとても静かです。
ワイルドさが違う!
何より驚いたのは、東京には絶対に存在しないワイルドさです。
まず、馬が普通に歩いてます。落し物も多いので、足元に注意しなければなりません。鹿にも出会えます。彼らは歩道を歩かず草陰を歩くので注意しないと気づきません。
そしてなんと「Mountain Lionに注意」の看板が!
ラ、ラ、ライオン?!
生粋東京っ子の私は、冗談だと思いました。が、冗談ではないのです。この公園では時々ライオンに遭遇し、過去には死亡事故もあったそうです。
代々木公園は、蚊の事故で数ヶ月閉鎖されていましたが、この違いは・・・
ここシリコンバレーには、先述の青い空に加え、生粋東京っ子には恐怖すら覚える真の自然が、日常生活にナチュラルに存在しています。それが人びとの思考・行動に大きな影響を及ぼしているのは確かで、それについては改めて紹介します。
SV的出会い方(1)
イベントの標準アジェンダが違う!!
シリコンバレー(SV)は「出会い」に事欠きません。ほぼ毎日、面白いイベントが近くで開催され、それを事前にリコメンド通知してくれ登録・支払いまでクリックで済ませられる便利なサイト・アプリ(注)があるため、行きたいイベントがバッティング、は日常茶飯です。
まず驚いたのは、その標準スケジュール。
以下は先日参加したイベントの実スケジュールですが、ほぼこんな感じ ↓
6:00 – 6:45 pm Networking / Registration
6:45 – 8:00 pm Presentation with Q&A
8:00 – 9:00 pm Networking & Reception
プレゼン75分に対し、ネットワーキング105分!!
生粋東京っ子な私は「最初のネットワーキングは遅れてくる人のため、最後のネットワーキングは主催者関係の人のためだろう」と思いましたが、浅はかでした。最初も最後も椅子に座ってる人は少数で、立食パーティさながらネットワーキングな会話が繰り広げられます。
注) サイト例 https://www.meetup.com/
ネットワーキング時間の過ごし方も違います。
生粋東京っ子(どちらかというと人見知り)な私は、知人の知人っぽい人や、隣に座った・立った人など、何らかの縁を元に思い切って話しかけるのが無意識の行動パターンでしたが、それは機会の無駄遣いだと学びました。
SVでは「あの人(完全に未知だけど知り合いたいと思う人)と話すぞ!」と狙いを定め、わざわざその人の元に近づき声をかけます。「あの人」は、事前に決めている場合もありますが(イベントサイトで参加者がある程度分かる)、大抵その場の観察(いい質問した、若手エンジニア風だ、など)で瞬間的に狙いを定めます。
この方が、自分の知り合いの幅を意識的に、確実に広めることができます。
当初、知人ゼロだった私は、ネットワーキング時間が手持ち無沙汰になるのを恐れましたが、とんでもない。自分から声をかけなくても、狙いを定められどんどん話しかけられてしまうのです。
例えば、先述のイベント。
イベント後、私から話しかけたのは2名。逆に、5名(うち非日本人4名)から話しかけられ、時間いっぱい会話を楽しみました。
1)自分はどういう人間なのかを簡潔に伝える
つまり「私はXXをしていて、XXに関心があるの!」を熱く、しかし簡潔に語れなければなりません。コンサル的に言うと、エレベータートークを毎回準備するイメージです。
これを1回のイベントで繰り返すのですが、お互いこの型を意識するため、ほんの数分で大きな成果(会いたかった大物や営業先を紹介してもらうなど)に繋がることがよくあります。そして、それこそがイベントに参加する最大の目的なのです。
そもそもプレゼン自体は資料や動画がwebでシェアされることが多く、内容を知るだけなら自宅で済みます。それでも会場へ出向くのは、プレゼンをネタに人と出会うためであり、そうすることが、毎日ご飯を食べるのと同じくらい自然なことなのです。