読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

コンサル女子 Hiroko のシリコンバレー目うろこ記

生粋東京っ子が実体験から思考した、"シリコンバレーと東京の差/GAP"を紹介します

テスラ/自動走行車 in SV

Tesla/ 自動走行車 の普及度が違う!
2016年秋現在、シリコンバレー(SV)では、テスラ/自動走行車をよく見かけます。1年前に比べ、また先週訪問したLAに比べても格段に普及している印象です。
 
SV在住テスラオーナーの友人曰く、チャージングセンターの混雑度が、1年前はまばらだったのが今は基本満席で並ばなければならない、そんな所からも、普及が急激なことがうかがえます。

   f:id:HirokoOtsu:20161208154154j:plain

 
従来の「車」と全く異なるテスラ
乗車してみて、テスラ車は凄くSV的/ Disruptiveだなぁと思います。車はド素人な私ですが、超独断で(笑) その違いに迫ってみます。
 
1)ソフトウェア
乱暴に言うと、テスラ車の真髄はハードウェアよりソフトウェアです。"車の形をしたPCに乗る”という感じ。これはもう経験しないと実感を持ちにくいというか、経験すれば目うろこです。
 
最たる違いは、自動走行(技術詳細は色々紹介済みなので割愛)。そして、割と知られてませんが縦列駐車も自動でしてくれます。
 
写真はSVのフリーウェイを自動走行中の運転席。ハンドルに手が置かれてません

   f:id:HirokoOtsu:20161208154501j:plain

インパネの数字「71」はマイル表示(時速113km)です。自動走行中は前を凝視する必要もないので、スマホをチェックしたり電話で話す余裕があります。SVからサンフランシスコ市内へ行くにはフリーウェイを40分〜 飛ばすのですが、それを自動走行できると、運転の疲れ方だけでなく、時間効率が全く異なります。
 
自動走行以外も相当違います。
・イグニッションキーでエンジン点火する代わりに、乗車時/ドア開閉時にスイッチを入れてソフトウェアを立ち上げる
 
・運転中は、PC画面の大きさのタッチパネル式モニターで、地図ナビゲーション等の専用アプリを利用したり、クラウド経由のスケジュールや連絡先や音楽(楽曲)を利用したり、電話もスピーカーフォン/ ハンズオフで利用できる
 
・ソフトは夜間に自動アップデイトされる。朝、車に乗ると「ソフトウェアがアップデイトされました」という表示が時々モニターに現れる
 
・スマホ用アプリで、自動ロック、駐車場所検索、離れた場所からの車内エアコン自動オン・オフなどの機能が利用出来る
 
正に「スマートカー」です!
 
2)ハードウェア
具体的には、バッテリー・ファーストなエンジニアリングが貫かれた車です。
 
まず、バッテリーの質が格段に異なります。既存の電気自動車はフルチャージして走れるのが100マイル未満(2016秋時点) な一方、テスラ車は300マイル(約500km)走れます。
 
それは、テスラ以外の電気自動車メーカーが "Car company" な一方テスラは "Battery company" で、即ちバッテリー技術が非常に高いことに加え、車全体をバッテリー中心に設計しているからです。
結果、大きくて重いバッテリが車底という構造から安定性が非常に高い(転倒しにくい)、車内空間が格段に広い、などの驚く違いがあります
 
3)アフターサービス
テスラはサービスで収益を得ないというビジネスモデルのため、アフターサービスは全て無料です(現時点)。
 
具体的には、
- タイヤの故障以外の不具合はテスラのサービスセンターが対応
- サービスセンターでのアフターサービスは全て無料
- 電気チャージも無料
 
写真はサービスセンターの「オーナーラウンジ」。電気チャージを待つ間、コーヒー等がいただけます。

   f:id:HirokoOtsu:20161208160221j:plain

 
SVの普及環境が違う
利用環境としてのSV要因も無視できません
 
1)ユーザー
新しモノ好き & 金銭的余裕アリなユーザーがSVには多い、に異論はないでしょう。プリウスやポルシェの所有者がテスラに向かっている印象です。
 
CA州はディーラー経由販売の規制がないことも、新しモノ好きへ直接マーケティングして受注販売するテスラの直販モデルが効果的な所以に思います(現時点で厳密な直販はテスラのみ)。
 
加えて、以下の電気自動車促進要因もテスラ購買を刺激しています
・金銭的ベネフィット:電気自動車を購入すると購入価格の約10%節税(全米適用% + 一部CA州独自%)
 
・時間的ベネフィット電気自動車優先レーン(通称ダイアモンドレーン、HOV/High Occupancy Viecle レーン)を走れる
 
2)インフラ
データ検証していない印象ベースで恐縮ですが、やはりテスラの本拠地SVには、
・スーパーチャージングセンター( 20-30分で 100-150 miles分のバッテリーチャージができる所)
及び
・サービスセンター
が多い、というのは、オーナーにとって安心要因です。
 
ちなみに充電も簡単。充電器の先端を車に差し込むだけ。写真はスーパーチャージングセンターで「私でも片手で出来た!」。

   f:id:HirokoOtsu:20161208153942j:plain

 

いかがでしたか。
今回は時限的/時間と共に陳腐化する内容ですが、現時点の観察記録としてご紹介しました。1年後に読み返してみてどう感じるか、楽しみでもあります。